ジャパンBBQカレッジBBQ基礎研究所
BBQ Basic Research Institute

ジャパンBBQカレッジではBBQ文化の研究普及活動のため、BBQの基礎研究活動を行っています。BBQの技術はもちろん、BBQの歴史や、文化人類学の側面からも科学的に研究しています。また、特に日本が育み伝承してきた、日本独自のBBQ(伝統食の中の”直火焼き料理”)を研究し、後世に伝承する活動を行っております。


<世界のBBQ>
世界各国には独自に発展してきたBBQがあります。BBQは基本的には「直火焼き調理法」であり、それは世界各地で見られる調理法です。BBQという言葉の誕生以降、世界中に広がり、それぞれ独自のスタイルで育まれてきた調理法です。


<BBQの発祥>
人類は火を発見し、火によって「焼く」という調理法を覚えた。そして、その調理法に「バーベキュー」という名が付いたのは、1492年のコロンブスによる新大陸発見以降のことだった。
カリブ海西インド諸島のハイディ島に住むタイノ族が「バルバコア(Barbacòa)」という言葉を使っていた。これは立てた支柱の上に台を付けた寝床の構造そのものを指す言葉だった。南米北東部で使われていたアワラック語では、そんな構造をした家のことを「バルブコア(barbucoa)」と呼んでいた。
これらカリブ海諸島全域で”格子組み構造物”を指す言葉は、スペイン人に「barbacoa」と書き取られ、さらにその上で食材を焼いたり、干したりすることにも、その言葉が使われるようになった。
その後「バルバコア(barbacòa)」はグリル料理を意味するスペイン語「バルバコア(barbacoa)」に変化し、それが「バーベキュー(barbecue)」という英語になっていく。
カリブ海からスペインへと渡り、晴れて英語となった「バーベキュー(barbecue)」という言葉はアメリカへと渡っていく。そして16世紀全般には”枠組みの上で焼いた肉”の意味から”野外パーティー”の意味へと変化し使われるようになった。
17世紀のアメリカ・ヴァージニア植民地で、今日のバーベキューの原型が誕生したという説もあるが、いずれにしても17~18世紀前半が、現代BBQの創成期であったことは間違いない。
※”「Premium BBQ」著者:榊幸治著、発行:三栄書房、2012年10月21日発行”より抜粋

<日本のBBQ>
BBQは俗にいう”横文字”のため、海外から流入した食文化、というイメージがあります。もちろん、言葉そのものは海外から流入したものではありますが、実は日本にも古よりBBQと同様の調理法は存在し、かつ継承されてきています。ただ、それをBBQと呼んで来なかっただけです。それが言葉の流入以降、日本独自の直火焼き調理法と相まって、BBQとして認知されるようになってきました。


<日本のBBQの研究及び伝承活動>
日本の直火焼き料理を、日本独自のBBQ文化として捉えることで、日本の食文化の歴史や民俗性を改めて知ることができ、また世界との関りも見ることができます。
BBQを海外からの輸入文化としてではなく、日本でも独自に発展してきた食文化として見ることで、先人の知恵を継承し、進化させ、そして後世に継承することができます。
日本の伝統的直火焼き料理または調理法をわかりやすく表現するためにジャパンBBQカレッジでは”和ーべきゅー”と名付けています。


<対象範囲>
基本的には昭和20年以前に日本国内で誕生した”直火焼き料理”と、その料理のまつわる歴史的背景を対象とする。


<活動コンセプト>
和風のBBQファッションをまねること、すなわち七輪や囲炉裏で焼けば”和ーべきゅー”ということではなく、日本各地に伝承する、または伝承されず途絶えてしまった”直火焼き料理”を研究し、検証し、伝承することとしています。
その土地の歴史を再確認し、その料理が誕生し、伝承されてきた背景を紐解くことをテーマとしています。


<基本活動要件>
以下の3つを活動の基本条件とする。
もちろん、熱源は原則として、”薪”または”炭”とする。
①その土地に赴き体験すること。
②自分でもその調理法を試してみること。
③その土地の食文化の歴史やその風土を、その土地で学ぶこと。


<コラム>
日本各地の和ーべきゅーを探訪した際のコラムを「フィールドライフ(エイ出版社)」に連載中。
3、6、9、12月発行


<和ーべきゅー探訪コラム一覧>
※Kindleストアまたは楽天koboで無料購読できます。
北海道白老町編(2014年夏)
🔗”アイヌ民族伝統のシンプルな料理法、「鮭の直火串焼き」”
秋田県大館市・鹿角市編(2014年秋)
🔗”「きりたんぽ」は日本文化を代表するお米のBBQです!!”
福井県小浜市編(2014年冬)
🔗”「浜焼き鯖」に見る先人の知恵と工夫。和ーべきゅー街道へ”
長野県大町市編(2015年春)
🔗”囲炉裏が生み出す究極の遠赤外線「灰焼き」の奥義。”
岩手県軽米町・洋野市編(2015年夏)
🔗”日本のBBQを支える木炭の郷、岩手県”南部”エリア”
北海道釧路市編(2015年秋)
🔗”炭火と食材の仲人!「クスリ場所」の炭火焼和ーべきゅー”
京都府南丹市編(2015年冬)
🔗”納豆発祥伝説の地、京都府南丹市で食す地産地消の和ーべきゅー”
千葉県野田市編(2016年春)
🔗”濃口醤油で焼いてみれば和ーべきゅー開化の匂いする”
宮崎県宮崎市編(2016年夏)
🔗”黒く焼け焦げた”モモ焼き”こそ和ーべきゅーの真髄”
北海道松前町・江差町・小樽市編(2016年秋)
🔗”耳で味わう栄枯盛衰の和ーべきゅーを追って”
三重県志摩半島編(2016年冬)
🔗”御食国の恵みを「海味」で味わう明朗快活な和ーべきゅー”
長野県諏訪市編(2017年春)
🔗”これなくして和ーべきゅーは語れない!?”
栃木県宇都宮市・日光市編(2017年夏)
🔗”ノープランではたどり着けない、底知れぬ”芋串”探訪”
北海道札幌市編(2017年秋)
🔗”黒光りする鉄鍋は開拓者の精神”
石川県金沢市・七尾市編(2017年冬)
🔗”石器時代から土器時代への変遷お舌で学べる味”
滋賀県湖東エリア(2018年春)
”苦味の記憶が導く水瓶の恵みと食文化”